俳都松山の活性策探る お城下大学に市民40人 坂の上の雲ミュージアム
松山市中心市街地の活性化を考えるまちづくりフォーラム「お城下大学」が22日、同市一番町3丁目の坂の上の雲ミュージアムであり、市民ら約40人が聴講した。
一般社団法人「お城下松山」主催。「俳都松山の文化・観光のまちづくり」をテーマに、今村威・松山子規会副会長▽太田和博・NPO法人まつやま山頭火俱楽部事務局長▽武内哲志・松山坊っちゃん会会長▽松井忍・NPO法人GCM庚申庵俱楽部理事長―のパネリスト4人が話し合った。
松井理事長は、復元した庚申庵について、地元の人がたびたび足を運んでくれる場所にしようと、喜んでもらえるイベントを催すようにしたと紹介。今では近くの会社員や買い物客が休憩に立ち寄るようになり「たたずまいを愛する人がいて、その思いがあって初めて観光地としても魅力を持つと考えている」と述べた。
武内会長は、正岡子規と夏目漱石が過ごした愚陀仏庵に言及し「早く再建するのが市民の願い。2人の友情の象徴として、今後の教育や文化に貢献するはず」と話した。